京都表具協同組合について
京都の美意識に支えられ、発展してきた「京表具」
無限の取り合せの妙を愉しむ、書画を知り、裂地を知り、紙を知る。
日本美術と文化を象徴する真の傑作と言える絵画、書を彩り続けた「京表具」は、その長い歴史、古の都に活躍した匠の心・技と伝統を今に伝え、日本の美意識を極限まで追求した伝統工芸です。
表具師には、今も昔も、書画の知識や約束事、茶の湯や社寺の世界に精通する見識が求められます。また表具に使う裂地や紙を見きわめる優れた美的感覚や、書画を保護するための裏打ちなど、熟練された技術が要求されます。
私たち京都表具協同組合は、掛け軸・屏風・額・襖の新調や修復、和洋室内装など、千年の歴史を持つ「京表具」の伝統と技法、たゆまぬ研鑽で修得した新しい技法であらゆるご用命にお応えする伝統工芸職人「表具師」の集団です。
京都表具協同組合は、第二次世界大戦後の混乱期を経て、ようやく経済復興しつつあった昭和30年に創立されました。相互扶助精神に基づき、業界と組合員が共に繁栄することを目的としています。昭和34年2月に法人化し、京都府知事認可団体として活動しています。
「京表具」は、平成9年に経済産業省から伝産法に基づいて「伝統的工芸品」の指定を受け、平成19年1月に特許庁より地域団体商標登録(第5020348号)を受けました。私たちは、正当なライセンスに基づいて「京表具」の名称を使用しています。
歴史ある京都の伝統文化を受け継ぐ「表具師」の集団
表具は一般に、書画に紙や裂の衣装を着せ、鑑賞できる形にすること。
同時に書画を和紙で裏打ちすることで、強さとしなやかさを持たせ、またそれを巻いて保存することで書画の劣化を防ぐ役割を担っています。
柔らかく巻きほどかれ、床の間にすっきりと美しくかかった表具は、見事な一体感を持って見る者に迫ってくる。
無限の取り合わせから選ばれた、たったひとつの本紙と裂地との出合い。
調和という域を超え、出合うべくして出合った取り合わせこそ「京表具」の真髄です。
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オーダーメイド
私たちの「京表具」最大の特徴は、千年の都、京都の美的環境と京都人の洗練された美的感覚に支えられた、品格のある調和であると言われています。
私たちは、「この本紙を掛け軸・額にしたい。屏風にしたい。」とお客様からご依頼を受けると、最初に本紙について考察をします。書であれば言葉の意味、画であれば何を表しているのかを読み取り、取り合わせ(意匠考案)をします。取り合わせとは、本紙の持つ意味によって、表装形式、表装裂の組み合せや配色、寸法などを選定するもので、表装作業で最も重要な工程であると考えています。
ご希望のイメージ、色合い、紋様、表具を飾る場所の雰囲気、御使用方法などをお聞かせください。お客様と入念なご相談の上、私たちが、世界に一つだけのオーダーメイド逸品をお仕立てします。お住まいの場所にかかわらずお気軽にメールでお問い合わせください。ご相談・お見積は無料です。 -
修理・修復
掛け軸・屏風・額・襖などの修理・修復には専門的な知識と技術が必要です。私たち京都表具協同組合には、各種専門分野の優れた技術・知識を持つ「表具師」が多数在籍しております。個々の作品の症状(傷み・汚れ・劣化状況)を的確に診断し、症例に応じた専門知識と技術を有する適任者を担当「表具師」とさせていただきます。
契約の当事者は、お客様と当組合になり、ご相談・ご依頼から、納品まで一括して当組合が責任を持って対応させていただきますので、お気軽にご相談ください。遠方のお客様にも対応実績がございます。お住まいの場所にかかわらずお気軽にメールでお問い合わせください。ご相談・お見積は無料です。
オーダーメイド、修理・修復のお問い合わせはこちらからお願いします。
主な納品先
京都表具協同組合の表装師は日本全国の名高い神社仏閣やホテルなどへ
掛軸・屏風・額・襖などを納品しています。
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京都府
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京都市
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京都迎賓館
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京都国際会館
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南禅寺
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大徳寺
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妙蓮寺
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醍醐寺
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東本願寺
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伊勢神宮
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松尾大社
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梨木神社
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裏千家
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本法寺
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三千院門跡
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福知山市
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福知山城
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高野山蓮華上院
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(株)淡交社
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サントリー美術館
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千住博画伯
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木村英輝画伯
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中村外二工務店
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西陣魚新西陣魚新
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祇園味舌
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宮川町花傳
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千本玉寿軒
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フランスパリ
スタジオサンタントア
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フランスパリ
江リーズフォーインデザインスタジオ
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フランスパリ
ピエールシャルエデザインスタジオ
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フランスパリ
アトリエマヌエラポールキャバリエ
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フランスパリ
メゾンワ -
フランスパリ
アトリエブラマント
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ニュージーランド
ロビンホワイト
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